コケの持つ魅力を伝えることと、図鑑としての名前の調べやすさの両立を狙ったコケ図鑑を作成しました。
上は本の表紙のカバーです。 2019年7月14日から一般の書店でも販売されていますが、上の写真はアマゾンにリンクさせています(写真をクリックするとアマゾンに行きます)。
この図鑑は、
① 身近によく見られるコケを中心に、
② 親しみ易く見て楽しめ、
③ 内容的にはある程度深いところまでしっかりと書かれていることをめざして作成しました。
以下、もう少し詳しく書きます。
コケに関心を持つ人を対象とした観察会では、「コケはみんな同じに見える」という声をよく聞きます。 コケは小さな植物ですから、それぞれのコケの目だった特徴を写真で載せるには、各部のマクロ撮影や、場合によっては顕微鏡写真が必要になります。 また、それらの写真を楽しんでもらおうとすると、ある程度大きな写真が必要です。
またコケは時期や乾湿などで姿を変えます。 つまり1種類のコケの特徴を伝えようとすると、たくさんの写真が必要になります。 しかし、多くのコケでこれらの写真を載せると、とても重く、価格的にも手頃な本ではなくなってしまいます。 またたくさんの種類のコケを載せると、調べるコケにたどりつくのに時間がかかってしまいます。
そこで本書は“身近なコケの代表”として 54種類を選び、さまざまな特徴とともに、コケ植物の特徴も“感じ取って”もらえるように大きな写真を使いました。そして、これらのコケと分類的に近いコケや、生育環境や形態の似ているコケを「仲間のコケ/似ているコケ」として、合計で 158種のコケを載せました。
◎ こちらにはこの図鑑の特徴や作成の工夫などを、もう少し詳しく書いています。
おめでとうございます!
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