2019-11-20

ホラゴケモドキ?


 写真のコケは、昨日載せたホソバミズゼニゴケに上を覆われるようにしてくっついていたコケで、元気な姿とは思えませんし、気づかずにしばらく放置していたために油体も消えかけているようで、よく分かりません。 とりあえずホラゴケモドキ Calypogeia azurea としておきますが、訂正の可能性大です。


 葉(側葉)は斜めに開出しています。 葉先はほぼ円頭~鈍頭ですが、わずかに2歯がある葉も多く見られました。 葉の基部は流下しています。 ホラゴケモドキはもっと葉の重なりが多く、こんなには流下しないはずですが・・・。


 腹葉は1/2まで広く2裂しています。 上の写真では、腹葉の側縁は、左側は全縁ですが、右側にはホラゴケモドキには無いはずの歯があります。


 上は葉身細胞です。 ホラゴケモドキの油体は1細胞に2~4個あり、ブドウ房状で美しい青色です。 上の写真の赤い矢印で示したものが、かろうじて残っていた消えかけの油体ではないかと思うのですが、どうでしょうか。

(2019.11.13. 京都市西京区 西芳寺川)

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