2019-11-21

ハットリチョウチンゴケ


 写真はハットリチョウチンゴケ Rhizomnium hattorii です。 せせらぎの中にある岩を覆い尽くすようにして育っていました。


 葉は広倒卵形で、葉先は肉眼的にはほぼ平坦、舷や中肋は赤みを帯びています。


 中肋は葉先に届いていません。


 舷の細胞は矩形で、葉身細胞は少し縦長のものも少し横長のものもあり、全体的に見ればほぼ等径と言えるでしょう。


 上は中肋付近の横断面です。 ステライドの発達が悪いのはチョウチンゴケ科の特徴です。

(2019.11.18. 神戸市芦屋 奥池周辺)

こちらには本種の茎の横断面や生殖器官の様子などを載せています。

 

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