2021-05-18

アズマゼニゴケの気室孔と鱗片の付属物

 

 上は 2021.4.15.に兵庫県養父市で撮ったアズマゼニゴケ Wiesnerella denudata です。 太陽光が強く影が濃く出すぎてしまいました。 やはりディフューザーをつけたフラッシュも使って影の部分にも光を入れるべきでした。

 既に上の写真とほぼ同時期のもので、雌器托の断面を作って胞子体の様子などを観察しています(こちら)ので、今回は気室孔と腹鱗片の付属物に絞って観察しました。
 なお、その後の雌器托が伸び、蒴から胞子が散布されている5月の様子はこちらに載せていますし、腹鱗片の様子や翌年の胞子体形成に向けて受精が行われる10月の様子はこちらに載せています。

 上は気室孔です。 気室孔をとりまく細胞はアーチ形に配置されています。

 気室孔のほぼ中央で切ることができました(上の写真)。 本種の気室は1層で、写真下方の明るい部分は髄質(柔組織)です。

 上は腹鱗片とその付属物です。 腹鱗片の付属物は円形です。
 なお、上にも書きましたが、葉状体腹面についた状態の腹鱗片はこちらに載せています。



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