2022-09-03

エゾハイゴケ


 上はエゾハイゴケ Hypnum lindbergii でしょう。 葉は弱く鎌形に曲がっています。
 写真は 2022.8.24.に、札幌市にある手稲山山麓の、河原の湿岩上に育っていたものを撮影ています。 植物体はしっとり濡れていました。


 茎は長く伸び、不規則に少数の枝を出しています。

 葉はあまり扁平につかず、葉の長さは2mmほどです。

 茎葉は卵状披針形で、翼部は明瞭です。

 葉先はそんなに尖っていません。

 翼部には大形で薄壁透明な細胞が多数あり、その上に小形で方形の細胞群があります(上の写真)。

 上は葉身細胞です。 とても細長い細胞であるため、普段載せている葉身細胞とは倍率が異なります。

 上は若い茎の断面です。 表皮細胞は大形で透明です。

◎ エゾハイゴケはこちらこちらにも載せています。

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