2022-10-06

ヨシナガムチゴケ

 写真はヨシナガムチゴケ Bazzania yoshinagana だと思います。 分布はブナ帯以上です。


 葉を含めた茎の幅は約4mm、葉の先は3歯があるか、不規則な鋸歯状になっています。 腹葉は基部から斜めに開出し、茎より少し広い幅です。

 葉は乾くと腹方に偏向します。 上の写真は、上が乾いた状態、下が湿った状態です。

 上は葉です。

 葉と腹葉は基部で合着しています(上の写真)。

 これまでの写真でもわかりますが、腹葉の縁は基部から外曲しています。 上の写真などを見ると腹葉は縦長のように見えますが・・・

 上は腹葉です。 腹葉が縦長に見えるのは縁が外曲しているからで、葉を1枚取り出してプレパラートにすると、幅と長さはほとんど同じです。 縁には鋸歯がありますが、大きく裂けることはありません。

(2022.9.5. 北八ヶ岳)

◎ ヨシナガムチゴケはこちらにも載せています。 また、こちらには細胞の様子などを載せています。

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