2023-10-01

胞子体を伸ばしたイボカタウロコゴケ

 上はイボカタウロコゴケ Mylia verrucosa です。 前にまだ背の低い花被をつけた本種を載せましたが(こちら)、今回は胞子体を伸ばしていました。
 本種はいぼ状の突起がついた花被が特徴的ですが、まだ胞子体が伸び出していない花被は上部が扁平で(上の写真の黄色の矢印)、下部は円筒形になっています。 この円筒形の部分の横断面が下です。

 中央にあるはずの胚が切断時に位置がずれてしまいました。 カリプトラも花被も思ったより厚い組織でした。

 本種の葉身細胞の表面は著しいひび割れ状になっています(こちら)。 横断面ではどのように見えるのか、観察したのが上の写真です。

 上は胞子と弾糸です。

(2023.9.9. 北海道 雄阿寒岳山麓)

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