2018-05-27

4月のエダツヤゴケ


 上はエダツヤゴケ Entodon flavescens でしょう。 褐色の球形のものはヒノキの球果です。


 上は湿った状態です。 羽状に多数の枝を出しています。 若い枝は直立していて、1枚目の写真ではこの直立した枝が目立っています。

※ 同じような姿をこちらに載せていて、春先にはこのような姿になるようです。 また、同じ場所の9月の姿をこちらに載せています。



 上の2枚は乾燥した状態です。 葉は乾燥しても、ほとんど縮んでいません。 茎葉と枝葉の大きさはかなり異なります。 枝の先端が細く伸びている所も多く見られました。


 茎葉(中央)と枝葉(右下)です。 茎葉は広卵形で漸尖して鋭頭、枝葉は卵形~卵状披針形で、大きさだけでなく葉形も異なりますが、中肋が短く二叉していることや、翼部に矩形の細胞が多数存在することなどは共通です。


 上は茎葉の葉身細胞です。


 上は茎葉の翼細胞です。

(2018.4.29. 京都市 大原)

◎ 蒴のついた11月のエダツヤゴケをこちらに載せています。 また、エダツヤゴケはこちらこちらにも載せています。


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