2015-01-31
1月のケチョウチンゴケ
コケに見られる根のようなものは、シダ植物や種子植物の根のように維管束があるわけではなく、仮根と呼ばれています。 ケチョウチンゴケ( Rhizomnium tuomikoskii )は、茎から伸びてきた仮根が、丸みのある葉の上に次第に広がっていきます。 「ケチョウチンゴケ」の名前は毛のあるチョウチンゴケということですが、このもじゃもじゃした仮根の様子を毛に見立てたものでしょう。
ケチョウチンゴケの葉の上の仮根は、土に紛れることも無く観察し易いとして、仮根観察の材料としてよく用いられます。
上の写真で黒褐色のものが仮根です。上を向いた仮根の先には、線形の無性芽がついています。 ケチョウチンゴケは雌雄異株で、雌株には蒴がつき、胞子でも増えますが、上記の無性芽が節で分かれて飛散したものからも、新しいケチョウチンゴケが生じます。
(2015.1.19. 堺市南区豊田)
◎ ケチョウチンゴケの1枚の葉の形、葉身細胞や仮根の顕微鏡写真などはこちらに載せています。 また、胞子体をつけた雌株の様子を茎の特徴などと共にこちらに、雄花盤をもった雄株の様子をこちらに載せています。
2015-01-30
チビアメバチ亜科 ?Eriborus属 の一種
以下は、時期としては秋の内容ですが、このブログはどこでも見ることのできる私のノートとしての役割も持っていることからの掲載です。
2013年9月29日撮影の、イヌタデのツボミ(または若い果実)に産卵しているヒメバチをこちらに載せました。 この時はブログの容量を補うためにややこしいことをしていて、時にはサーバの負荷が高すぎて写真に接続できなくなることもあるので、そのうちの2枚の写真を下に再掲しておきます。
また2014年10月には、上と同種と思われるヒメバチがミゾソバに産卵している様子をこちらに載せました。
昆虫に寄生するはずのヒメバチが花(ツボミ~若い果実)に産卵する不思議に関しては、この秋にもう少し詳しく調べてみるつもりですが、もう少しこのヒメバチに関してわからないものかと、いつもお世話になっている藤江さんを通して、神奈川県立生命の星・地球博物館の渡辺さんにお聞きしたところ、次のような旨の回答をいただきました。
このヒメバチは、一部写っている角度では確認できない形質があり、確証はもてないが、チビアメバチ亜科のDiadegma属かEriborus属だと思われ(渡辺さんの直感では後者)、いずれの場合も国内既知種ではないとのことでした。 また、この類は飼い殺し型内部寄生蜂であり、種によってはかなり若い寄主に産卵するため、花の中に潜む寄主に産卵している可能性がることや、花に付着した寄主の匂いまたは花が持つ寄主の匂いに似た化学成分が寄生蜂の産卵行動を引き起こしている可能性も否定できない旨のアドバイスもいただきました。
2013年9月29日撮影の、イヌタデのツボミ(または若い果実)に産卵しているヒメバチをこちらに載せました。 この時はブログの容量を補うためにややこしいことをしていて、時にはサーバの負荷が高すぎて写真に接続できなくなることもあるので、そのうちの2枚の写真を下に再掲しておきます。
また2014年10月には、上と同種と思われるヒメバチがミゾソバに産卵している様子をこちらに載せました。
昆虫に寄生するはずのヒメバチが花(ツボミ~若い果実)に産卵する不思議に関しては、この秋にもう少し詳しく調べてみるつもりですが、もう少しこのヒメバチに関してわからないものかと、いつもお世話になっている藤江さんを通して、神奈川県立生命の星・地球博物館の渡辺さんにお聞きしたところ、次のような旨の回答をいただきました。
このヒメバチは、一部写っている角度では確認できない形質があり、確証はもてないが、チビアメバチ亜科のDiadegma属かEriborus属だと思われ(渡辺さんの直感では後者)、いずれの場合も国内既知種ではないとのことでした。 また、この類は飼い殺し型内部寄生蜂であり、種によってはかなり若い寄主に産卵するため、花の中に潜む寄主に産卵している可能性がることや、花に付着した寄主の匂いまたは花が持つ寄主の匂いに似た化学成分が寄生蜂の産卵行動を引き起こしている可能性も否定できない旨のアドバイスもいただきました。
ヒラタカイガラキイロトビコバチ
ヤツデの葉の裏にいたトビコバチ、体長は翅端まで 1.7mmでした。
このトビコバチは、おちゃたてむしさん、そらさん、BABAさんのところ(掲載日付の新しい順に並べています)などにも載せられていて、ヒラタカイガラキイロトビコバチ( Microterys nietneri )だろうとされています。 ヒラタカタカイガラムシに寄生するようです。 なお、同じ属のイボタロウオスヤドリトビコバチ( Microterys ericeri )と思われるものは、こちらに載せています。
この蜂は撮り始めるとすぐに動きだしました。 太陽の光が入る所だったので、明るい方がピントを合わせ易く、太陽光を入れて撮っていたのですが、これが失敗。 テカテカ光る所ができただけでなく、フラッシュの一瞬の光で状況を切り取るのではなく、1/60秒間の動きを記録することになり、手持ち撮影の動きも加わって、たくさん撮ったのですが、いい写真がほとんどありません (-_-;
(2015.1.28. 堺市南区岩室)
このトビコバチは、おちゃたてむしさん、そらさん、BABAさんのところ(掲載日付の新しい順に並べています)などにも載せられていて、ヒラタカイガラキイロトビコバチ( Microterys nietneri )だろうとされています。 ヒラタカタカイガラムシに寄生するようです。 なお、同じ属のイボタロウオスヤドリトビコバチ( Microterys ericeri )と思われるものは、こちらに載せています。
この蜂は撮り始めるとすぐに動きだしました。 太陽の光が入る所だったので、明るい方がピントを合わせ易く、太陽光を入れて撮っていたのですが、これが失敗。 テカテカ光る所ができただけでなく、フラッシュの一瞬の光で状況を切り取るのではなく、1/60秒間の動きを記録することになり、手持ち撮影の動きも加わって、たくさん撮ったのですが、いい写真がほとんどありません (-_-;
(2015.1.28. 堺市南区岩室)
2015-01-29
マドチャタテ科の一種
糸をかけて体を固定し、冬眠中のチャタテムシ、と思って撮ったのですが、帰宅後にPCで確認すると腹部が見えません。 光の反射で見えない可能性もありますが、冬眠中に何者かに食べられて既に絶命していたのかもしれません。
分類的な位置だけでも確認しておこうと、吉澤先生の翅脈図と比較すると、マドチャタテ科と思われたので、それで検索をかけると、おちゃたてむしさんのところに似たものが載せられていました。 おちゃたてむしさんの記事でも、概観のよく似たものがいて、種の特定は困難だということです。
(2015.1.20. 長居植物園)
2015-01-28
ナミガタタチゴケ
コケ植物(蘚苔類)で、蘚類の代表としてはスギゴケが、苔類の代表としてはゼニゴケがよく挙げられます。 しかし上記のスギゴケとは「スギゴケの仲間」という意味で、種としてのスギゴケは、本州中部以南では高い山に登らないと見ることができません。
その点、ナミガタタチゴケ(タチゴケ) Atrichum undulatum は、人家の近くから高山帯にまで、全国各地に普通に見られるスギゴケの仲間(スギゴケ科)で、コケ庭などにも利用されています。
上はナミガタタチゴケの葉の一部を拡大したものです。 「ナミガタ」の名前のように、葉には波状の横じわが見られます。
他の蘚類には見られないスギゴケ科の特徴の1つとして、葉の上面にラメラ(薄板)と呼ばれている薄い板が何条も縦に並んでいることが挙げられます。 ナミガタタチゴケと混同されやすいコスギゴケの葉は全面がラメラに覆われていますが、ナミガタタチゴケの葉では、中央脈の上に数本のラメラがあるだけです。 上の写真の葉では、4~5本のラメラが見られます。
蒴(さく)は円筒形で、帽子は薄い膜質です。
上は帽子も蓋も取れたナミガタタチゴケの蒴(の一部)です。 スギゴケ科の蒴歯は、他の多くの蘚類とは、かなり様子が違っています。
(2015.1.24. 堺市南区豊田)
◎ こちらでは、葉の断面など、ナミガタタチゴケの葉をもう少し詳しく見ています。 またこちらでは本種が雌雄同株(異苞)であることを解説しています。
2015-01-27
ナガコバチ科 Neanastaus albitarsis
ツヤヤドリタマバチ科の一種(上) と ナガコバチ科 Neanastaus albitarsis (下) |
私がこの蜂を見たのはこれで2回目( 前回はピンボケの写真を1枚撮れただけ )ですが、特に希少種というわけでもないようで、おちゃたてむしさん、BABAさん、そらさんのところなどにも載せられています。
1枚目の写真では、翅で光が反射して腹部が見えないため、少し光の角度を変えて撮ったのが上の写真です。
前にナガコバチ科の蜂を載せた時にも書きましたが、ナガコバチ科は中脚でジャンプするという特徴があり、長い中脚を持ち、基節を前方に曲げることができます。 中脚のけづめも長大です。 また、中脚を動かす筋肉のある中胸が発達し、中胸背板も中胸側板も大きな面積を占めていて、これが「ナガコバチ」の長い理由でしょう。 また中胸が発達しているために、前脚と中脚との距離も大きく開いています。
そらさんはこの蜂の顔を「温州みかん顔」と呼ばれていますが、なるほど言われてみれば、そのように見えますね。
そらさんからコメントをいただき、「温州みかん顔」の命名者はBABAさんだったようです。 BABAさん、ごめんなさい。
(2015.1.21. 堺市南区 槙塚公園)
2015-01-26
クモノスゴケ
写真はクモノスゴケ( Pallavicinia subciliata )でしょう。 分類学的には苔類綱ウロコゴケ亜綱フタマタゴケ目クモノスゴケ科クモノスゴケ属に分類されています。
クモノスゴケは雌雄異株です。 葉状体は中央脈がはっきりしていて、地表を這い、先端はしばしば細く伸びます。
所々で葉状体の翼部が狭くなり、ほとんど中央脈だけになった部分ができます。 この部分が土に着くと、たくさんの仮根を出し、そこから新しい葉状体を出します。 なお、上の写真は表側から見ていますので、裏側にある仮根は写っていません。 和名は、このように広がっていく様子を、蜘蛛の巣に見立てたのでしょう。
葉状体の縁には鋸歯が散生しますが、鋸歯の先端は毛状になっています(上の写真の二重円内)。 下はその拡大です(赤い矢印のところ)。
(2015.1.19. 堺市南区豊田)
◎ 雌器の包膜(雌包膜)と雄器の包膜(雄包膜)が見られた5月下旬の様子はこちらに、
胞子体形成から胞子散布までの変化はこちらに載せています。
2015-01-25
2015-01-24
フランネルフラワー
このブログで取り上げる植物は、ほとんどが自生のもので、園芸植物はあまり扱わないのですが、形態的におもしろい植物があったので、例外として載せます。
下がその植物で、フランネルフラワーという名前で呼ばれています。 切り花としての扱いだったのですが、品種改良が進み、鉢物としても出回るようになってきました。
さてこの植物、何科でしょうか?
多くの人は、中心部に筒状花がたくさん集まっていて周辺部に白い舌状花が並んでいるキク科と思うのではないでしょうか。 しかし・・・
細かい毛が多いのはともかくとして、舌状花らしいものにメシベらしいものは全く見当たりません(上の写真)。 つまりこれは舌状花ではなく、苞です。 苞とは花の近くで形態を変えた葉ですが、葉である証拠に、先端が少し緑色になっています。
筒状花が集まっているように見える所は、たしかにたくさんの小さな花が集まっているようなのですが、たくさん集まりすぎていて、1つの花のつくりは分かりにくくなっています。 そこをがんばって見分けると・・・
1つの花のメシベは、上の写真に書き込んだように、根元から分かれ、2本になって伸びています。 このメシベをヒントに1つの花のつくりを見ていくと、毛がたくさん生えている花被は5枚ありそうです。 オシベはどれがどの花のオシベか分かりにくく、4~5本ありそうですが、花被が5枚ですから、5本なんでしょうね。
キク科の花ならオシベは集まって筒状になっているでしょうから、キク科でないことは確かです。 では何科でしょうか。 小さな花がたくさん集まっていて、1つの花のメシベは2本で、花被やオシベは5本と言えば、思い浮かぶのはセリ科の花です。
調べてみると、フランネルフラワーの正体は、学名は Actinotus helianthi で、オーストラリア原産のセリ科の多年草のようです。
上は葉の一部です。 切れ込みの多い葉ですが、セリ科植物には深く切れ込んでいる葉を持つものが多いので、この点でも納得です。
上の写真でも分かるように葉にも細かい毛が密生していて、触れると柔らかい触感があります。 「フランネル」の名前はここからでしょう。 この葉の表面を拡大して見ると・・・
毛は星状毛でした(上の写真)。
下がその植物で、フランネルフラワーという名前で呼ばれています。 切り花としての扱いだったのですが、品種改良が進み、鉢物としても出回るようになってきました。
さてこの植物、何科でしょうか?
多くの人は、中心部に筒状花がたくさん集まっていて周辺部に白い舌状花が並んでいるキク科と思うのではないでしょうか。 しかし・・・
細かい毛が多いのはともかくとして、舌状花らしいものにメシベらしいものは全く見当たりません(上の写真)。 つまりこれは舌状花ではなく、苞です。 苞とは花の近くで形態を変えた葉ですが、葉である証拠に、先端が少し緑色になっています。
筒状花が集まっているように見える所は、たしかにたくさんの小さな花が集まっているようなのですが、たくさん集まりすぎていて、1つの花のつくりは分かりにくくなっています。 そこをがんばって見分けると・・・
1つの花のメシベは、上の写真に書き込んだように、根元から分かれ、2本になって伸びています。 このメシベをヒントに1つの花のつくりを見ていくと、毛がたくさん生えている花被は5枚ありそうです。 オシベはどれがどの花のオシベか分かりにくく、4~5本ありそうですが、花被が5枚ですから、5本なんでしょうね。
キク科の花ならオシベは集まって筒状になっているでしょうから、キク科でないことは確かです。 では何科でしょうか。 小さな花がたくさん集まっていて、1つの花のメシベは2本で、花被やオシベは5本と言えば、思い浮かぶのはセリ科の花です。
調べてみると、フランネルフラワーの正体は、学名は Actinotus helianthi で、オーストラリア原産のセリ科の多年草のようです。
上は葉の一部です。 切れ込みの多い葉ですが、セリ科植物には深く切れ込んでいる葉を持つものが多いので、この点でも納得です。
上の写真でも分かるように葉にも細かい毛が密生していて、触れると柔らかい触感があります。 「フランネル」の名前はここからでしょう。 この葉の表面を拡大して見ると・・・
毛は星状毛でした(上の写真)。
2015-01-23
サムライコマユバチ Cotesini族の一種
上のコマユバチを撮ったのは昨年の12月上旬です。 アラカシの葉の裏にいたのですが、撮り始めるとすぐに動きだし、なかなか思う角度から撮らせてくれません。 体長は2.7mmでした。
ほとんど黒一色で特徴も少なく、そのままにしていたのですが、藤江さんに見ていただいたところ、触角の節数、前翅翅脈、後脚基節の長さなどから、サムライコマユバチ亜科( Microgastrinae)のCotesini族には間違いなく、Cotesia属か Protapanteles属のいずれかだろうが、両者は前伸腹節を見ないと判別できないとのことでした。
サムライコマユバチ亜科は、形態の種間差が微妙で同定が非常に難しく、分類学的な整備が遅れているグループだということです。
(2014.12.8. 堺市南区鉢ヶ峯寺)
オナガコマユバチ亜科 Heterospirus属?
2012年12月21日に堺自然ふれあいの森で撮影し、2013年1月12日の記事にしたコマユバチですが、藤江さんに見ていただいたところ、腹部背面や後翅翅脈などが見えないため、なかなか難しいが、オナガコマユバチ亜科のHeterospirus属あたりかもしれないとのことでした。 元の記事を変更しておきます。
2015-01-22
2015-01-21
2015-01-20
ナガサキホウオウゴケ
写真のコケは、ホウオウゴケ属であることは分かっても、最初は種名に自信がありませんでした。 2015.10.30.に同じ所から採集したものを調べ、ナガサキホウオウゴケ Fissidens geminiflorus であるとわかりましたので、6~8枚目の写真を追加するとともに、最初の記事を加筆訂正しています。(2015.11.4.)
写真の場所は湧水の滴る岩壁で、植物体はいつも濡れている状態です。
蒴( さく:胞子が入っているところ )の蓋には長いくちばしがあります。 この蓋が取れると、下のような姿になります。
蒴歯は赤い色をしています。 蒴歯は一重(内蒴歯のみ)です。
上はナガサキホウオウゴケの葉です。 茎の左右に2列に葉をつけ、葉の中央脈の片側の下方が2裂して茎を包むのは、ホウオウゴケ科の特徴です。 「ホウオウゴケ」の名は、この端正な姿を鳳凰の尾羽に見立てたものでしょう。
ナガサキホウオウゴケの葉は、中肋が葉先から短く突出しています。
1枚の葉の長さは 2.5mmほどです。 上のスケールの最小目盛は 0.1mmです。
葉の基部は茎に下延し、しばしば上の赤い矢印のような膨らみが観察されました。
ホウオウゴケ属の葉は、上翼、腹翼、背翼に分けられます。 上は腹翼(左)と上翼(右)の境を撮ったものです。 葉の縁に舷はありません。
ナガサキホウオウゴケは雌雄異株です。 上の写真を撮った隣の谷で見つけた下は、胞子体が見つからず、雄株でしょう。
(2015.1.19. 堺市南区豊田)
写真の場所は湧水の滴る岩壁で、植物体はいつも濡れている状態です。
蒴( さく:胞子が入っているところ )の蓋には長いくちばしがあります。 この蓋が取れると、下のような姿になります。
蒴歯は赤い色をしています。 蒴歯は一重(内蒴歯のみ)です。
上はナガサキホウオウゴケの葉です。 茎の左右に2列に葉をつけ、葉の中央脈の片側の下方が2裂して茎を包むのは、ホウオウゴケ科の特徴です。 「ホウオウゴケ」の名は、この端正な姿を鳳凰の尾羽に見立てたものでしょう。
ナガサキホウオウゴケの葉は、中肋が葉先から短く突出しています。
1枚の葉の長さは 2.5mmほどです。 上のスケールの最小目盛は 0.1mmです。
葉の基部は茎に下延し、しばしば上の赤い矢印のような膨らみが観察されました。
ホウオウゴケ属の葉は、上翼、腹翼、背翼に分けられます。 上は腹翼(左)と上翼(右)の境を撮ったものです。 葉の縁に舷はありません。
ナガサキホウオウゴケは雌雄異株です。 上の写真を撮った隣の谷で見つけた下は、胞子体が見つからず、雄株でしょう。
(2015.1.19. 堺市南区豊田)