写真はエゾキヌタゴケ Homomallium connexum でしょう。 長野県・白馬村(標高約700m)のコンクリート製擬木にたくさんついていました(撮影:2021.7.16.)。
上は乾いた状態で、ゆるく枝に接しています。
上は湿った状態です。 葉は丸くつき、葉の長さは1mm前後です。
蒴柄は赤く、長さは1cmほどです。
蒴は傾き非相称です。 時期が遅くて水分を失い、本来の卵形の姿ではなくなっています。
◎ 胞子散布中の蒴はこちらに載せています。
葉は卵形~広卵形でほぼ全縁、凹んでいるためプレパラートにするとしわができてしまいます。 葉先は同属のヤマトキヌタゴケに比較すると、急に細くなり短く尖っています。 中肋は二叉し葉長の1/2~1/4で終わっています。 翼部はやや暗い区画を作っています。
上は翼部です。 翼細胞は小形で方形、横には6~10列あり、葉縁に沿っては 20~30個並んでいます。
上は葉身細胞です。 左に少し中肋が写っています。
◎ エゾキヌタゴケはこちらにも載せています。
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