写真はホソバミズゴケ Sphagnum girgensohnii でしょう。 森林性のミズゴケで、ふつう年間を通して淡緑色ですが、高地では茶褐色になることもあります。
多くの細く長い枝が垂れ下がっている場合が多いように思います。
時には上のような姿になることも。
下垂枝が開出枝より細く長くなるのも本種の特徴の1つです。
上は枝葉です。(メチレンブルーで染色しています。)
上は枝葉背面の上部です。
枝葉背面中央部の透明細胞の縁には楕円形~半月形の貫通する孔が連続して並んでいます(上の写真)。
上は枝葉中央の腹面の縁に近い所です。 背面に比較して葉緑細胞が太くくっきりとしています。
上は枝葉の横断面です。 葉緑細胞は腹面に広く開いています。
上は茎葉です。 葉先はささくれています。 舷は上部で狭いのですが、基部では広がっています。
上は茎葉の上部(右が葉先)です。 上部の透明細胞に膜壁が無いのは本種の特徴の1つです。
上は茎の表皮です。 各表皮細胞には0~1個の孔があります。
上は茎の横断面です。 表皮細胞は上の写真では2~3層ですが、瀧田(1999)では3~4層となっています。
(2024.8.25-26 北海道・鹿追町)
◎ ホソバミズゴケは下にも載せています。
161012・・・若い胞子体など
191024・・・胞子の射出など
170717,161013・・・枝や葉なと
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