北海道~九州に分布する湿地の植物を2種。 いずれも 2023.9.24.に能勢町(大阪府)の地黄湿地で見た植物です。
● ムカゴニンジン Sium ninsi (セリ科)
食用にするニンジンとは、同じセリ科ですが、属も異なります。 ヨーロッパでは根を食用にするするため栽培されていたようです。 学名の種小名は「ニンジン」に由来します。
和名は葉腋にむかご(珠芽)ができ、根は太くてチョウセンニンジンに似ることからのようです。
上は葉腋のむかごとその拡大です。
● ヒメシロネ Lycopus maackianus (シソ科)
地下茎から茎が直立し、対生する葉の葉腋に白い花をつけます。 和名は、同属でよく似たシロネより小形であるところから。
花冠は上下2唇に分かれ、上唇はごく浅く2裂し、下唇は3裂しています。 オシベは2本で、オシベがメシベより長い株と、その逆になっている株があります。
◎ ヒメシロネはこちらにも載せています。
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