暑い日は出かけず写真の整理など。 上は6月中旬に滋賀県大津市で撮ったカミキリで、ヤツメカミキリ Eutetrapha ocelota だろうと思うのですが、赤い楕円で囲った所の黒斑はシナカミキリのようなパターンです。 カミキリの仲間はとても種類が多く似たものもたくさんいて、個体変異も多く難しいのですが、Eutetrapha(シナカミキリ属)であることには間違いないと思います。 背面にたくさんある小さな黒い点にみえるものは、黒い剛毛です。
カミキリムシの仲間を見分ける時には、触角の色や形も大切なポイントになるのですが、本種の触角の第3節は第4節より長くなっています。
本種はサクラやウメなどの老木に産卵するらしく、体の色は、それらの幹に多いウメノキゴケなどの地衣類の上で保護色になると言われています。 しかし上の写真の色では、保護色になりそうもないですね。 じつは上はフラッシュの光を当てています。 自然光の下ではもうすこしウメノキゴケに似た色をしているのですが、フラッシュの強光で構造色が変化したようです。
下はPart1の2014.6.10.から引っ越した写真で、間違いの無いヤツメカミキリです。 上の2枚目の赤い楕円で囲った所の模様と比較してみてください。
上の2枚は5月下旬に、サクラの葉の上にいた本種を撮った写真です。
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