樹幹についていた写真のコケ、乾燥して傷んでいて良い写真は撮れませんでしたが、タラダケヤスデゴケ Frullania taradakensis だと思います。
上の写真、左の枝の先に花被がついています。 花被は西洋ナシ形で3褶、表面にいぼは無く平滑です。
腹片の幅は背片の幅の1/5以上あります。 腹葉の幅は、少し分かりにくいのですが、茎径の4倍以上あります(上の写真)。
上の2枚は、腹片と、スチルスが垂れ下がっていたのでその拡大です。 腹片はできるだけ重なりや汚れが少ないものを撮ったのですが、多くの腹片はもう少し幅が長く、嘴が発達しています。
スチルスは10細胞列の長さです。 前に載せた本種(こちら)も長かったのですが、湯澤(2001)では4~5細胞列、上村(1961)では3~4細胞列となっています。
上は腹葉で、側縁は全縁です。
上は葉身細胞です。
(2025.8.18. 伊吹山)
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