2014-10-10

コナラシギゾウムシ(甲虫の後翅に関して)


 壁にくっついていたシギゾウムシ、たぶんコナラシギゾウムシだと思います。 動きましたから生きてはいますが、どこでどう傷ついたのか、右の前翅(=鞘翅)が失われていて、後翅が伸びたままになっています。 コナラシギゾウムシには気の毒ですが、普段はなかなか目にする機会の無い後翅を観察することができました。 こんなに大きな翅を持っていたんですね。
 もうひとつ、左の折りたたまれた後翅も、左の前翅からはみ出ています。 たぶん正常な状態でも、右の後翅は右の前翅の下に格納され左の後翅は左の前翅の下に格納されるというしくみにはなっていなくて、左の後翅に関しては、上の写真がほぼ正常に折りたたまれている状態だと思います。 大きな後翅を折り目を少なくして格納する方法なのだと思います。


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