2016-08-03

スジボソヤマキチョウ

 写真はスジボソヤマキチョウ Gonepteryx aspasia です。 湿った地面から熱心に吸水していました。


 2頭の関係は分かりませんが、こちらの動きで飛んでしまっても、いつも2頭は同じ場所にとまりました。 雌雄で翅表の色が異なり、オスは黄色でメスは薄いクリーム色と言われているのですが、翅は閉じたままで表を見せてくれませんでした。 集団で吸水することもよくあるチョウなので、雌雄であるとも限りません。
 スジボソヤマキチョウの日本での分布は、紀伊半島を除く本州、四国と九州です。 これととてもよく似たヤマキチョウは、分布がもっと限られていますし、前翅裏面の紋が、スジボソヤマキチョウでは勾玉状であるのに対し、ヤマキチョウでは丸紋です。

(2016.7.22. 長野県茅野市 横谷峡)

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