上はイガオナモミ
Xanthium italicum です。 この時期はもう葉も枯れて、一般には「実」と言われている果苞も茶色くなっています。 茎の頂近くにある小さな丸いものは枯れた雄花でしょう。
一見オオオナモミによく似ていますが・・・
上は果苞の一部の拡大です。 総苞片に由来する刺にはたくさんの縮れた毛があります。 また小さな水滴のようなものもたくさんついていますが、これは画面で拡大してはじめて気がついたもので、何であるのか分かりません。
イガオナモミは1950年代に東京で見出された1年性の外来植物で、現在は全国に広がっています。 原産地は不明ですが、現在ではアメリカ、アジア、オーストラリアなどに広がっているようです。
(2016.10.23.大阪市 舞洲)
2 件のコメント:
これ、子供の頃「ひっつき虫」とか言って遊んでいたやつでしょうか。
今は奈良の住んでいるのですが身の回りでは全然見かけません。
ハギの仲間の三角形のはよく見かけます。
もりやすさん、コメントありがとうございます。
もりやすさんが子供の頃に「ひっつき虫」と言っていたのは、たぶんオオオナモミだろうと思います。果苞がほんの少しイガオナモミより小さく、刺の毛は写真のように多くはありません。
オオオナモミはあちこちでよく見られますが、イガオナモミの見られる場所はそれよりは限定的です。
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