またダニにやられました。 今回はとても小さなダニでしたが、小さいからといって安心はできません。 ダニは吸血時に唾液や体を皮膚に固定させるセメント様物質を出しますが、この唾液にウイルスや菌が含まれている場合があり、このウイルスや菌による感染症を心配しなければなりません。 小さなダニでも重篤な感染症を引き起こすウイルスや菌を持っている場合があります。
今回は太ももに急に強いかゆみを感じたことで気がつきました。 このかゆみは注入された唾液によって引き起こされたアレルギー反応でしょう。 かゆみの強い所を見ると、皮膚が赤くなった所の中心に特に赤くなった小さな点と、その横に黒っぽい点がありました。 ダニにやられた経験が無いと見過ごしてしまったかもしれませんが、今回はダニではないかと直感的に思いましたが、自分の太ももをルーペで観察するほど体は柔らかくありません。
上はカメラでマクロ撮影した写真です。 4対の脚が見えますので、ダニに間違いなさそうです。 土曜の夕刻で病院もありません。 仕方がないので、自分で除去することにしましたが、固くくっついているようです。無理に取ろうとして体がちぎれると、体液が逆流することもありますし、皮膚内にダニの体の一部が残ると、その異物に対する反応も起こります。
今回私の採用した方法は、ダニの周囲に塩を盛り、水を1滴垂らし、その上を絆創膏で覆います。 ダニを塩漬けにして殺すとともに、塩で滅菌する作戦です。
15分後、絆創膏を剝がし、塩も取り除いて、コケ観察用の先の鋭く尖ったピンセットの先をダニの体の下に入れるようにして、死んだダニをそっと持ち上げました。
上が取り除いたダニです(死んでいます)。 口についている白いものは、ピンセットで引っ張っても取れませんでした。 セメント様物質で固められた部分だと思います。
今回は比較的早期に除去できましたので、感染症の可能性も低いと思いますが、2週間ほどは体調の変化に注意するつもりです。
このダニがどのようにして体についたかですが、前日に山を歩いています。 帰宅後にシャンプーとボディソープを使ってシャワーをして、着ていたものは洗濯したのですが、1つだけ、帰りの駅のトイレで上着を着変え、それをシャワー後も着続けました。 たぶんダニはその上着に乗り移っていたのでしょう。 やはり少しでも身につけたものは全て洗うことが必要なようです。
ダニはすぐには刺しません。 体の柔らかい刺し易い所を求めて歩き回ります。 しかしこの大きさでは歩き回っている時にもぞもぞと感じることは不可能でしょう。
◎ 前回ダニにやられた時のことはこちらに書いています。
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