写真はジクホコリ Diachea leucopodia です。 子実体の大きさは2mm足らずで、柄は石灰質でもろく、白色です。 鮮度の良い子嚢に光を当てると、とても美しい構造色を示す場合が多いのですが、今回は古くなってボロボロ。 それでもほんの少し残っている子嚢壁は美しい色を出しています(2024.7.17. 兵庫県西宮市 北山公園で撮影)。 本種は梅雨明け頃に見かける事が多いのですが、いちおう春~秋に見られることになっている普通種ですので、そのうち美しい姿を見ることもあるでしょう。
美しい子嚢は見られませんでしたが、子嚢の中にある軸柱の様子がよく分かります。
子実体を拡大してみました(上の写真)。 子嚢の上部まで伸びている軸柱は石灰質で、柄がそのまま伸びて軸柱になったような姿をしています。
上は子嚢を顕微鏡で観察しています。 透過光ですので、白い軸柱も光を通さず黒くなっています。 細毛体はほぼ黒色です。 円いものは胞子で、径は10μm前後です。
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