朽木上に広がるトガリスギバゴケ Kurzia gonyotricha が、花被をつけていました。 ほんのわずかな数の褐色の花被が目立っていましたが・・・
群落をほぐすと、多くの緑色の花被が隠れていました(上の写真の黄色の矢印)。 しかし花被の中の胞子体は確認できませんでした。 時期が少し早いのでしょう。
葉の大きさに比べて大きな花被です。 配偶体が細くても、とても小さな胞子は考えられませんから、胞子体にはある程度の大きさが必要なのかもしれません。
細いコケで、葉を含めた茎の幅は 0.2㎜ほどしかありません。
葉は曲がり、基部まで深裂し、裂片の先は和名のとおり尖っています。
葉は基部まで3~4裂しています。 上の葉は裂片の先がありませんが、どういうわけか、このような葉があちこちに見られました。
腹葉は葉より小さく6細胞ほどからなり、2裂しています(上の写真)。
(2025.3.8. 滋賀県野洲市)
◎ トガリスギバゴケはこちらにも載せています。
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