2025-09-20

アカモジホコリ

 地衣類(未同定)に混じって朽木上に育っているのはアカモジホコリ Physarum roseum の子実体だと思います。 子実体の高さは 0.8~1.1㎜、子嚢の径は約 0.5㎜でした。

 持ち帰り、翌日に見ると子嚢が頂から崩れ、胞子が散らばり始めていました(上の写真)。

 子嚢が崩れて内部がみえる子実体を拡大しました(上の写真)。 本種の子実体には軸柱がありません。 赤い小さな粒は石灰節でしょう。
 左下に見える白い糸状のものはカビの菌糸でしょう。 カビがついていたのできれいに取り去ってから撮ったつもりが、残っていたようです。

 上は柄の顕微鏡写真です。 胞子のようなものがたくさん写っていますが、変形菌のなかにはシスト(胞子状細胞)を含む種もありますので、写真のものがシストなのか、胞子がくっついているのかは分かりません。

 上は胞子と連結糸だと思います。

(2025.9.19. 箕面公園)

◎ アカモジホコリはこちらにも載せています。

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