写真はクズの葉の裏にいたムネアカキバネサルハムシ
Pagria consimile のメスで、体長は 2.5mmでした。
従来はキバネサルハムシとされてきましたが、キバネサルハムシは、ムネアカキバネサルハムシ、ツヤキバネサルハムシ、チビキバネサルハムシ、マルキバネサルハムシの4種類に分けられています(詳しくは
こちら)。 ちなみに、4種類ともマメ科植物を食べているようです。
ムネアカキバネサルハムシは上記の4種のなかでは最大です。 本州と九州では、主としてクズやハギ類から採集されていて、低地から低山地(標高800m以下)までかなり普遍的に分布しているようです。 上翅基部の隆起部の後方に、八の字形の濃色の斑紋を持ちます。
上の個体は最初の写真のものより濃色の部分が多いのですが、色彩変異で、これもメスでしょう。
上はムネアカキバネサルハムシのオスです。 オスはメスに比較して色が薄く、上翅の合わせ目を除き、体は赤褐色です。
(2014.8.6. 堺市南区岩室)
0 件のコメント:
コメントを投稿