伐って転がされていた木を退けると、その下の地面の窪みに、上の写真のような状態で脚を縮めて越冬中のヒノマルコモリグモのオスがいました。 なお、このクモのメスは全体的に茶褐色をしています。
脚で頭胸部を隠していますが、右が頭で、眼が少し見えています。 いた所の土は、写真のようにかなり湿った状態でした。
脚を広げてもらおうと、小枝で突いたり転がしたりしてみたのですが、寒さで体が動かないのか、よりガードを強くするつもりなのか、なかなか脚を広げてくれません。 それをいいことに、腹面から撮ったのが上の写真です。 枯葉の上に載せて撮っています。
そうこうしているうちに、やっと脚を伸ばして歩きだしました(上の写真)。 のそのそと歩いて窪みに潜り込もうとしていました。
コモリグモ科の眼の配列は、前列眼は4眼がほぼ一列に並んでいますが、後列眼は、後側眼が後中眼よりずっと後ろに位置し、まるで 4-2-2 と3列に並んでいるように見えます(上の写真)。
「コモリグモ」の名前は、メスが卵や幼虫を腹部で保護する習性がある(
こちらを参照してください )ことからですが、「ヒノマル」は何を意味するのか、調べてみたのですが分かりませんでした。
(2015.1.5. 堺自然ふれあいの森)
0 件のコメント:
コメントを投稿