2015-01-16
ニシオジロビタキ(オス)
はじめにオジロビタキとニシオジロビタキの関係について少し書いておきます。 結論から書くと、よく分かりません。
オジロビタキの仲間には、ユーラシア大陸東部で繁殖しているオジロビタキとユーラシア大陸西部で繁殖するニシオジロビタキがいるとされています。 この分布からすると、日本へ飛来するのは、ニシオジロビタキの方が稀なようにも思われますが、そうとも言えないようです。
Wikipediaでは、オジロビタキを Ficedula parva albicilla、ニシオジロビタキを F.p.parava と、両者を亜種の関係として扱っています。 しかし Svensson et al. 2005 では、別種として扱われています( F. parva と F. albicilla )。
いずれにしても、両者をまとめて見ても日本に渡来するのは少数ですが、そのなかでも多くは喉がほとんど白いものです。 私のブログにもこれまでに2度載せています(こちらとこちら)し、大阪城公園でも何度か見ています。 これらはメスまたは幼鳥でしょう。
オスの成鳥は喉に色がついていて、日本への飛来はとても少ないものです。 今冬はこのオレンジ色の美しい個体が播磨に来ているというので、撮りに行ってきました。
オジロビタキのオスとニシオジロビタキのオスの違いも、いろいろ書かれていてよく分からないのですが、現時点では私は次のように理解しています。
・オジロビタキのオス : オレンジ色の部分は喉の部分に留まり、嘴はほぼ黒一色
・ニシオジロビタキのオス:オレンジ色の部分は喉から胸の一部にも広がり、下嘴もオレンジ色の部分が多い
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2 件のコメント:
二枚目の姿がなんともカワイイ!!
運を天に任せた撮り方です。
わんちゃんはこの羽をすぼめたのが好きでしたね。
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