ナガバギシギシはヨーロッパ原産の帰化植物です。 ギシギシとは交配が起こっているようで、少なくとも大阪付近では、純粋なギシギシはほとんど見られなくなってしまっているようです。
上はナガバギシギシの花(両性花)です。 花は外花被3、内花被3、オシベ6、メシベ1からなり、メシベは3花柱からなります。
上は雌花で、オシベがありません。 このような花も混じります。
花後に内花被は生長し、果実を包みます(上の写真)。 内花被の中央脈の基部は膨れてこぶ状になります(この膨らみと果実は関係ありません)。
この果時の内花被片の形は、ギシギシの仲間を見分ける時のいい特徴になります。 ナガバギシギシの内花被片は、上の写真のように、縁に歯がほとんど無く、先も尖りません。
ナガバギシギシの下部の葉の縁は細かく縮れます(上の写真)。
(2015.5.5. 堺自然ふれあいの森)
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