昨年みつけたカンハタケゴケ(
こちら)が今年は大きな群落を形成していました。 上はその群落の一部です。
カンハタケゴケなどのウキゴケ科の胞子体は葉状体の中で成熟し、葉状体が腐ることで胞子が外に出ます。 カンハタケゴケなどの場合は、胞子が拡散されるのは耕されて土が移動することによるのでしょう。
上はカンハタケゴケの葉状体背面の接写です。 カンハタケゴケの背面には1~2細胞からなる突起が密生していて、拡大すると凸凹しています。
上に書いたようにカンハタケゴケの胞子体は葉状体の中で成熟し、2枚目の写真でもそれがうっすらと黒っぽく見えています。
前回はこの胞子体の断面を載せましたが、今回はカミソリの刃で切断するのではなく、葉状体を折って胞子体の表面を出してみました(上の写真)。
いくつか葉状体の組織に囲まれた胞子体を見ていると、未熟でまだ黒ずんでいない胞子体も出てきました。 それが下の写真で、うっすらと未熟な胞子も見えています。
(2017.1.11. 堺自然ふれあいの森)
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