前に載せたキャラボクゴケ
Fissidens taxifolius (
こちら)は群落としても小さく、胞子体もつけていませんでしたが、今回出会ったのは大きな群落で、たくさんの胞子体をつけていました。 上の写真は群落の端を撮っていて、このような群落が崖に沿って4mほど続いていました。
蒴柄の基部には
細くて小さい雌苞葉があります。
蒴柄は茎の基部から出ています。 なお、よく似ている
コホウオウゴケの蒴柄は茎に側生しています。
乾いて葉が巻きかけていますが、上の写真の場合は植物体の長さは7mmほど、葉は10対で、長さは1.5~2mmほどです。
中肋は葉先から短く突出しています。
上は左上が上翼で、右が腹翼、左下に背翼が少し見えています。 葉縁にはかすかな歯があります。 上翼の皺になっている部分は細胞の表面を斜め横から見ることができます。 この部分を拡大したのが下です。
細胞はマミラ状です。
(2017.1.12. 堺市南区 フォレストガーデン)
◎
こちらには葉の横断面を載せています。
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