帷子雪に見え隠れする写真のコケ、以下の観察結果からはハネヒツジゴケ
Brachythecium plumosum のように思えるのですが、アオギヌゴケ属は似た種が多く、特にハネヒツジゴケは変異が著しいようで、
こちらとも葉形が異なっていて、同定には自信が持てません。
蒴柄の上部にのみパピラがあるようですが、顕微鏡では撮影できず、はっきりしません。 上は乾いた状態で、下は湿った状態です。 撮影倍率はほぼ同じにしています。
湿った状態でも、葉はそんなに開きません。 不規則に多くの枝が出ています。
湿った状態でもう少し拡大してみました(上の写真)。
葉は縦じわが少しあり、葉先は漸尖しています。 中肋は葉長の2/3くらいで終わっていますが、終わりははっきりしません。 葉縁はほぼ全縁です。
上は葉の中央部の葉身細胞です。
翼部の細胞はほぼ方形~矩形です。
(2017.1.15. 奈良市登大路町)
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