開催中の「KOBEコケ展」の合間を縫って神戸市立森林植物園内をウロウロ、セイヨウバクチノキが花盛りでした。 ハナズオウなども花の盛りでしたから、花の時期は平地よりも少し送れているようです。
セイヨウバクチノキ Prunus laurocerasus はヨーロッパ南東部~アジア西部原産の常緑小高木です。 房状の立った花序に咲く花のつくりは、サクラとは異なった印象ですが、学名を見ると、サクラとはかなりの近縁です。
日本の関東以西の暖地にはバクチノキが自生しています。 この和名は、古い灰色の樹皮が数10cmほどのうろこ状に絶えず剥がれ落ちて黄赤色の幹肌を現す様を、博打に負けて衣を剥がされる様にたとえたものですが、セイヨウバクチノキではそのような樹皮の剥がれは見当たりませんでした。
花にはいろいろなハチたちが来ていましたが、これらの同定には時間が無く、断念しました。
(2017.5.3. 神戸市立森林植物園)
0 件のコメント:
コメントを投稿