写真はオオギボウシゴケモドキ Anomodon giraldii でしょう。 樹幹にマット状の大きな群落を作っていました。
樹幹を這う一次茎から出た二次茎は、中~上部で多くの枝を出し、全体が樹状になっています。
上は乾いた状態で、葉は覆瓦状に枝に接しています。
上は湿った状態です。 葉の長さは2mm前後のものが多いようです。
葉は卵形で、中肋は葉先近くに達しています。 葉の先は漸尖して鋭頭、基部の両側は細く下延しています。 平凡社の図鑑の解説では、縁に少数の歯があるとありますが、何枚かの他の葉を見ても歯はみあたりませんでした。
上は葉身細胞です。 各細胞には複数のパピラがありますが、細胞の輪郭は不明瞭にはなっていません。
(2018.6.1. 青森県 蔦沼めぐり自然研究路)
◎ オオギボウシゴケモドキはこちらにも載せています。
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