ガジュマルに着生しているマツバラン Psilotum nudum が、熟して黄色くなった胞子嚢群をたくさんつけていました。
マツバランは樹上や岩上に育つ着生植物で、国内の分布は本州中部以南で、世界的には熱帯に広く分布します。
本種は根も葉も無い茎だけのシダ植物で、地下部も地下茎だけで、褐色の仮根がたくさん生えています。 この地下茎には菌類が共生しています。
胞子体は写真のように緑色をしていますが、配偶体は葉緑素を持たず、共生している菌類から栄養をもらうという、一種の腐生植物として生活します。
(2020.3.3. 屋久島)
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