2020-06-24

マダニ体験記

 ダニに咬まれました。 以下はその体験記です。

6月9日
 京都の西芳寺~嵐山をハイキング。

6月10日
 夕方より太ももが痒く、見ると、径12cmほど赤くなり、その中心部の径2cmほどはしこりができている。 中心に赤い小さな点があり、ブユなどの虫に刺されたのだろうと、かゆみ止め(ムヒ)を何度か塗る。

6月11日
 かゆみ治まらず。 昼過ぎに見ると、中心に2mmほどの緑色の小さな膨らみがある。 化膿したのだと思い、膿がズボンにつかないようにガーゼで覆う。

6月12日
 かゆみ続く。 夜、入浴時にガーゼを外してみると、盛り上がった膿の膨らみが5mmほどの大きさになっていた。 こんな大きさになって破れないのが不思議だったし、普段の膿より少し色が濃いように思ったが、そのまま入浴。 入浴中に水を吸って破れるかと思ったが、変化なし。
 しばらくして化膿止めの薬を塗っておこうとして見ると、膿の袋が無くなっている。 どこかに落ちているはずの膿の袋を踏んでしまっては床を汚すと思い、探し出し、膿の袋(とまだ思っている)をティッシュでそっとつまむと、硬い! よく見ると、とても細い脚がついている。 ここではじめてダニだと気づきました。

 最初は老眼の眼では全く見えなかった大きさのダニが、私の体液を吸って5mmほどの大きさになったようです。 ハイキングの服装は長袖長ズボンでしたが、帰宅後に着換えた時に衣類についていたダニが乗り移ったのでしょうか。
 私から離れたのは、十分体液を吸ったからなのか、長時間の風呂で水攻めが苦しかったのかは分かりませんが、たぶん前者だったのだろうと思います。



 上がそのダニです。 2枚目はひっくり返して腹側から撮っています。 フラッシュの光を当てると、体表からの反射が強くなって体内の色が消され、褐色に写ってしまうようです。
 調べてみるとマダニのようです。 ただしマダニの仲間にはかなりの種類がいるようで、どのようなマダニだったのかは分かりません。
 気づくのが遅くなったのは、以前犬にマダニがついたことがあり、その時は褐色だったので、膿のような色のダニがいることを思いつかなかったからでしょう。 しかしそのことが幸いでした。 ダニに気づき、無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ったり、マダニの体液を注入する事にもなりかねません。 今回はマダニが自発的に離れてくれたので、その点は大丈夫でしょう。 
 しかしまだ感染症の危険があります。 ダニがウイルスや細菌などを保有していた場合は、病気を発症することがあります。 マダニに咬まれて10日が経過しましたが、死に至る感染症もありますので、数週間は発熱等の体調の変化に注意をしておく必要がありそうです。

◎ とても小さなダニ(といっても安心はできません)に刺された体験記をこちらに載せています。