写真はフクラゴケ Eumyurium sinicum (別名ナワゴケ)です。 倒木上にありました。
細い一次茎から立ち上がる二次茎は、葉を覆瓦状に密につけています。
上は舟形に深く凹んだ二次茎の葉を、カバーグラスで押さえないようにして、水中に浮いた状態で深度合成しています。 葉には明瞭な縦ひだがあります。 葉先は急に細くなって尖っているのですが、その葉先は、上の写真では途中で折れてなくなっていますので、下に改めて載せておきます。
葉先の細くなっている部分の長さは、葉によって異なりますが、長い場合は葉全体の2/5ほどの長さにもなります。
上は葉がどのように凹んでいるかを知るために作成した葉の横断面です。
葉の基部は褐色になっています(上の写真)。 翼部には少数の方形の細胞があるのですが、上の写真では、はっきりしません。
葉身細胞は厚壁で、くびれがあります(上の写真)。
(2023.5.12. 愛知県設楽町 標高800m付近)
◎ フクラゴケはこちらにも載せています。
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