写真はハネヒラゴケ Neckera pennata だと思います。 雄阿寒岳山麓のエゾマツ?の樹幹についていました(2023.9.9.撮影)。
ヒラゴケ属の同定で重視される蒴は見つかりませんでしたが、形態的にも観察地からも間違いないと思います。
一次茎は小さな葉をつけてはい、そこから立ち上がった二次茎はやや密に不規則な羽状に分枝し、各枝は同じ平面上に広がっています。
他の葉に覆われている葉の基部にはしわは無いのですが、葉のみえている部分には著しい横じわがあります。
上の2枚は枝葉ですが、プレパラートにすると横しわははっきりしなくなります。 長さ2~2.5mmで左右非相称、葉先は鋭頭です。 短い中肋があるのですが、はっきりしない場合もあるようです。
葉縁には細かい鋸歯があります(上の写真)。
上は葉身細胞です。
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