上の写真、いろいろなコケが混生していますが、すっぽり帽を被った若い蒴を伸ばしている小さな葉をつけたコケは、調べた結果、ヒメウスグロゴケ Leskeella pusilla だと思います。
◎ 上の写真の蒴が胞子を散布している5月下旬の様子をこちらに、散布の終わった状態をこちらに載せています。
上のようなセメント製の擬木にくっついて育っていました。
乾いた状態では葉は上の写真のように枝にくっついていますが・・・
湿ると葉は大きく開きます。 茎はやや羽状に分枝し、葉の長さは 0.5mmほどです。 下は少し乾きかけてきた上の一部を、3枚目の写真と同じ倍率で撮っています。
背面が褐色の葉が多く、乾くにしたがって褐色が目立ってきます。
上の2枚は枝葉です。 中肋は葉先近くに達し、葉縁はほぼ全縁です。 葉先の細胞が透明になっている葉が多く見られました。
葉身細胞は丸みのある六角形で、長さは7~9μmです(上の写真)。
(2022.3.17. 箕面公園)
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