イヌコウジュを漢字で書けば犬香薷(クサカンムリに需)で、香薷は漢方で使用している名称で、主にナギナタコウジュであるようです。
同じ属の
ヒメジソに似ていますが、葉の鋸歯が片側に4~6であるのに対し、イヌコウジュの葉では片側に6~13個の鋸歯があります(上の写真)。 上は花序直下の葉を撮ったので広卵形ですが、下の方の葉はもう少し細長くなります。
また、ヒメジソの茎では稜に粗い毛が生えるのに対し、イヌコウジュの茎には全体に細毛があります(下の写真)。
ヒメジソにも少し腺点が見られますが、イヌコウジュでは葉や茎やガクにたくさんの腺点が見られます。 上の写真ではガクの腺点がよく分かります。
上は花を正面から撮ったものです。 4本のオシベは上下2本ずつに分かれ、下の2本はごく小さなものになっています。
(2014.9.15. 堺自然ふれあいの森)
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