写真はヒメクラマゴケモドキ Porella caespitans var. cordifolia でしょう。 岩上に生育していました。 乾いて反り返っています。
上は湿らせて葉を広げ、背面から撮ったものです。 葉(背片)は 1.5~2mmの長さです。
上は比較のためにクラマゴケモドキ(左)と並べてみたものです。 両方とも湿らせて葉を広げたのですが、クラマゴケモドキは乾き始めて葉を巻きはじめています。
上は背面からの写真です。 背片は広卵形で全縁、先は長く漸尖しています。 また背片背縁の基部は反対側に張り出しています。
上は腹面から撮ったものですが、乾燥で特に背片は反りはじめています。 腹片は長舌形で、全縁・鈍頭です。 腹葉は茎の幅より広く、先は切頭で、基部の左右端は茎に沿って下垂しています。
上は腹葉の先にピントを合わせたものです。 大きく見ればたしかに腹葉の先は切頭ですが、上の2枚の腹葉のうち、上の腹葉の先には切れ込みがあり、下の腹葉の先には歯があります。
(2016.2.12. 和泉市 槇尾山)
◎ ヒメクラマゴケモドキはこちらにも載せています。