岩上に広がっていたヒメクラマゴケモドキ Porella caespitans var. cordifolia、マメヅタの葉も写っているので、全体のおおよその大きさも分かるでしょう。
上は腹面から撮っています。 背片基部が反対側に大きく張り出しているため、上の写真では背片の長さが分かりにくくなっていますが、大きな背片の長さは2mmほどあります。
背片の先は長く漸尖し、腹片は長舌形で、全縁、鈍頭です。 腹葉は茎に張り付いたようになっていて、少し分かりにくくなっています。
上は腹葉にピントを合わせて撮ったのですが、はっきりしませんので、線を書き加えたのが下です。
腹葉の幅は茎葉よりわずかに広く、葉先は全体的に見れば切頭ですが、肩に歯があるものや、上の写真より深く2山を形成しているものなど、同じ茎についている腹葉にも変異が見られました。
茎についたままの腹葉は分かりにくく、背片と腹片の関係も明瞭に写そうと、これらを茎から剥がそうと試みましたが、葉は柔らかく破れやすく、うまくいきませんでした。
上は葉身細胞です。 油体は小さい楕円体で均質です。
(2021.1.15. 箕面公園)
◎ ヒメクラマゴケモドキはこちらにも載せています。
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