写真はホウライスギゴケ
Pogonatum cirratum でしょう。 谷の北向き斜面にありました。
前に載せたものは立っていましたが、今回のものは上の写真のように斜面を這っています。 光が弱いとこうなるのでしょうか?
大きさが分かるように10円硬貨を置いて写してみました。
乾くと上の写真のように弱く巻縮します。
葉の長さは、上の葉では7mmほどです。 平凡社の図鑑では5~10cmとなっていますが、cmはもちろんmmの誤りでしょう。
葉縁には鋸歯がありますが・・・
葉の鞘部(茎にくっついている部分で、薄板もありません)は全縁です。 本種によく似たコセイタカスギゴケの鞘部には歯があり(
こちら)、見分けるポイントとなります。
この場所で見られたホウライスギゴケの葉の厚さは、光が弱い環境なのか、特に薄いようです。 薄板は2~3細胞の高さで、端細胞の上面は、少し低いパピラらしいものも見られますが、ほぼ平滑です。
(2018.4.11. 京都市 西芳寺川)
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