写真は、乾燥していますが、イバラゴケ
Calyptrochaeta japonica でしょう。 岩から垂れ下がっていました。
和名は蒴柄に刺がいちめんにあるからですが、残念ながら胞子体はみつかりませんでした。
茎の所々にはたくさんの褐色の仮根が見られました。 多くのアブラゴケ科のコケがそうであるように葉身細胞は大きく、上の写真でも細胞が認識できます。
葉はやや非相称の倒卵形で、葉先は短尖頭、葉縁には1~2細胞列の舷があり、上部の葉縁には小さな歯があります。 平凡社の図鑑には非常に短くて2叉する中肋があると書かれていますが、上の写真ではあるような無いような・・・。
歯の先がおもしろい形をしていたので、拡大して見ました(上の写真)。
葉身細胞は長六角形で、長さは50~70μmほどもあります。
(2018.3.31. 三重県名張市赤目町長坂)
◎ イバラゴケは
こちらや
こちらにも載せています。
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