写真はエゾヒラゴケ
Neckera yezoana です。 樹幹についていました。 背景が白っぽいのは樹幹を覆っている地衣類の色です。
和名に「エゾ」とついていますが、北海道から琉球列島まで分布しています。
上は帽をつけた蒴、下は帽が取れて蓋が見えている蒴です。
蒴は、枝葉を含めて外見がよく似ている
チャボヒラゴケより深く、雌苞葉に沈生しているようです。 雌苞葉は線状披針形で漸尖しています。
上は葉ですが、葉面が凹んでいるため、深度合成しています。
葉身細胞は、チャボヒラゴケよりもかなり長く、30~70μmほどの長さがあります。 上の写真で左辺中央から上辺中央に斜めに伸びているのは中肋です。
(2019.2.2. 奈良市春日野町)
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