マルバハネゴケは雌雄異株ですが、花被をつけた雌株と雄花序をつけた雄株が混生していました(上の写真)。
上は花被をつけた雌株の枝です。 花被は頂生しています。
花被の長さは4mmほどです。 葉を広げるためにしばらく水に浸けておいたところ、花被内に水が入り込み、内部が透けて見えるようになりました。
下は上の花被の部分の拡大です。
花被の内部に、カリプトラに保護された若い胞子体が見えます(上の写真)。
花被とカリプトラを破り、若い胞子体を裸出させました(上の写真)。
上は雄花序のついている枝です。 雄花序の外見は、雄苞葉が規則正しく重なって見えます。(雄花序は
こちらにも載せています。)
この雄苞葉の一部を取り去ったのが下です。
雄苞葉を取り去ると、柄のついた球形のものが出てきました。 これが造精器なのでしょう。 雄花序の先近くの造精器の方がよく発達しているようです。
上は造精器を透過光で透かして見ています。
(2019.2.13. 神戸市・谷上から六甲山への道)
◎ マルバハネゴケの腹葉や葉身細胞の様子などは
こちらに載せています。
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