写真はキャラハゴケ Taxiphyllum taxirameum です。 土の崖で育っていました。
枝は不規則に平面的に出ています。
葉は扁平について長さ1~2mm、枝は葉を含めて幅2~3mmです。
葉は卵状披針形で、やや非対称です。
葉身細胞の上端には小さな突起があります。
葉の先端近くの縁には、小さな歯があります。
中肋は短く、2叉しています(上の写真)。
葉の基部は下垂していません。 翼部の細胞は小さい矩形~方形で、目立ちません。
葉身細胞は線形~長菱形で屈曲し、40~80μmほどの長さです。
仮根は葉の付け根のすぐ下から出ます。
偽毛葉は三角形の小葉状です。
上は茎の断面で、表皮細胞は小形で厚壁です。
(2019.11.13. 京都市 西芳寺川沿い)
◎ こちらには蒴をつけたキャラハゴケを載せています。
(参考)
本種の和名はイチイ科のキャラボク Taxus cuspidata という木の葉に似ているところからですが、このキャラボクの属名が本種の学名にも使われています。 下がそのキャラボクの葉です。
0 件のコメント:
コメントを投稿