写真はキャラハゴケ Taxiphyllum taxirameum だと思います。 稀とされている蒴をつけていました。 庭園の滝の水飛沫を受けて水滴がついています。
葉は扁平につき、乾いてもほとんど変わらず、長さは1~2mmです。
葉は卵状披針形で多少非相称、中肋は二叉して短く、葉の先端は漸尖しています。
葉の先端近くの縁には歯があります。 下は別の葉の先端近くで、少し倍率を上げています。
葉身細胞の上端には小さな突起があります。 上は葉の一部が折り畳まれているので、細胞を横から見ることができます。
上は葉の中央部の葉身細胞で、長さは40~80μmです。
翼部はあまり分化していませんが、方形の細胞があります。
上はほんの少し伸び出した枝の基部を、周囲の葉を取り去って写しています。 小さい三角形の偽毛葉が枝の基部に集まってついています。
上は蒴です。 口環が分化しています。 採集後に長らく放置していたので、内蒴歯の半分が欠けてしまいました。
(2021.7.23. 京都府精華町 けいはんな記念公園)
◎ キャラハゴケはこちらにも載せています。
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