表面を水が流れる岩上に広がる黒緑色のもの、拡大すると・・・
ツクシヤバネゴケ
Cylindrocolea recurvifolia でした。
本種に腹葉はありません。 以前腹面から撮った写真を載せていますので(
こちら)、今回は背面からの写真にしました。 葉は1/3ほど不等に2裂し、腹側の裂片の方が大きくなっています。
たくさん髭のようなものが出ているように見えますが、全て表面に付着したケイソウでしょう。
葉は長さと幅がほぼ同長で、0.1~0.2mmです(上の写真)。
上は葉身細胞です。 厚壁で、トリゴンはあるような無いような・・・。 油体は各細胞に1~数個、ほぼ球形で均質です。
(2020.6.24. 奈良県宇陀市)