2016-12-21

ツクシヤバネゴケ


 岩壁に育つツクシヤバネゴケ Cylindrocolea recurvifolia、写真は大きな群落の端の方で、群落の中心部は上を水が流れていて、水のために光って撮れませんでした。


 一本の枝を取り出して撮ったのが上で、枝の幅は 60μmほどなのですが、ピンセットでつまんでも硬くてしっかりしていました。
 途中でねじれているので背面も腹面も見えているはずですので、腹葉は無いようです。 枝の先に近い葉は裂けていないようですが、枝の先を離れると葉は不等に1/3ほど2裂しています。


 上の写真では葉の長さは 0.1mmほどですが、汚れていない若い枝を見ていますので、もう少し大きい葉もありそうです。


 枝の先から少し離れると葉は左右に開きます。 上にも書きましたが、葉は不等に1/3ほど2裂しています。 上は腹面を斜め上から見下ろしたようになっていますので、裂片は腹側が大きいようです。

(2016.12.14. 宝塚市最明寺川)

◎ ツクシヤバネゴケの葉の細胞の様子などはこちらに載せています。