昨日載せたサイジョウハムシドロバチの群に混じって、あちこちに上の写真のような青い金属光沢の蜂が混じっていました。 この蜂はナミハセイボウ Chrysis japonica のメスでしょう。
名前の「セイボウ」は「青蜂」ですが、「ナミハ」は?
本種の第3腹節後縁は細かく切れ込んでいて、この様子が「波歯」の名前の由来のようです。 上の写真でこの様子を示そうとしたのですが、歯は斜め下を向いていて、横から撮らないとよく分からないようで、上の写真では歯の先が白く光っています。
このナミハセイボウはサイジョウハムシドロバチに寄生しています。 寄生といってもサイジョウハムシドロバチの成虫にではなく、餌が運び込まれ続けている巣に、サイジョウハムシドロバチが餌を取りに行っている間に卵を産みつけるだけです。 泥で蓋をされた巣の中で孵化した幼虫が集められた餌を食べる、つまりサイジョウハムシドロバチが働いた結果を横取りする労働寄生なのか、育ったサイジョウハムシドロバチの幼虫を食べる捕食寄生なのかは私は知りませんが、いずれにしても、サイジョウハムシドロバチにとっては、自身が襲われるのでもなく、集めた餌も見たところの変化もなく、被害を受けていることが分からないのか、ナミハセイボウには全く無関心のようにみえました。
このナミハセイボウはサイジョウハムシドロバチに寄生しています。 寄生といってもサイジョウハムシドロバチの成虫にではなく、餌が運び込まれ続けている巣に、サイジョウハムシドロバチが餌を取りに行っている間に卵を産みつけるだけです。 泥で蓋をされた巣の中で孵化した幼虫が集められた餌を食べる、つまりサイジョウハムシドロバチが働いた結果を横取りする労働寄生なのか、育ったサイジョウハムシドロバチの幼虫を食べる捕食寄生なのかは私は知りませんが、いずれにしても、サイジョウハムシドロバチにとっては、自身が襲われるのでもなく、集めた餌も見たところの変化もなく、被害を受けていることが分からないのか、ナミハセイボウには全く無関心のようにみえました。
ナミハセイボウは歩き回って巣を覗き込み、狙う巣を探しているようでしたが、目立つ色にも関わらず誰に追われることも無く、その動きはサイジョウハムシドロバチに比べてきわめてゆっくりとしたものでした。 だから写真もちゃんと撮れました v(^-~)v
上の写真は、脚を背側に回して体のお手入れ中です。
※ 上は Part1の 2014.5.21.からの引っ越し記事(撮影は 2014.5.13.)ですが、引っ越しにあたっては内容を一部書き改めています。 なお、2021.4.20.現在で、上記営みが継続していることを確認しています。
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