写真はミドリヤスデゴケ Frullania ericoides でしょう。 樹幹についていたのですが、枝が樹幹から離れて空中に伸び出しているので、背片の腹側への巻き込みが強く、細いフルノコゴケのような印象でした。 こちらのような、幹にぴったり張り付いている場合は、かわいてもここまで内曲しません。
上の写真は上が湿った状態、下が乾いた状態です。 湿ると葉が立ち上がり、特に枝が多いと、とても複雑に見えます。
上は枝が出ていない所を選んで腹面から撮っています。 あちこちの葉がかじられて欠けています。
上の写真では腹片はロバの耳のようですが、場合によってはヘルメット状になります。 本種はこれまで何度も載せていますが、こちらはロバの耳状で、こちらやこちらはヘルメット状です。
上は葉(背片と腹片)です。
上は背片です。 背縁基部も腹縁基部も耳状になっています。
上は背片の葉身細胞です。
上は、左下が欠けていますが、腹葉です。 側縁はほぼ全縁ですが、弱い鋸歯がある腹葉もありました。
(2023.3.3. 京都御苑)
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