2023-04-24

無性芽をつけたアブラゴケ

 アブラゴケ Hookeria acutifolia が葉先に無性芽をつけていました。

 上の写真は屋久島で 2023.3.10.に撮影しました。 本種については、屋久島産と大阪付近で見るものとで違いはほぼ無いでしょうが、これまでスケールを入れた写真や無性芽をきっちり撮った写真を載せていませんでした。

 葉は重なり合い、葉を含めた茎の幅は5~7mmです。

 葉は卵形、全縁で長さ3~4mm、中肋はありません。

 無性芽は紡錘形で、葉先から伸びた柄の先に作られます。 上の写真の右下では、無性芽が柄から離れようとしています。

 葉身細胞は六角形で長さ70~130μm、葉縁に舷はありません(上の写真)。


 上は茎の横断面です。

◎ 本種の葉には、無性芽のみではなく、仮根がつくことがあり、その様子をこちらに載せています。 またこちらには本種の蒴の変化を載せています。


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