写真のコケは、下に書くように、調べた結果はミドリヤスデゴケ Frullania ericoides のようです。 しかし葉と葉の間隔が広く、よく見るミドリヤスデゴケとは異なって見えます。 生育環境がミドリヤスデゴケにとってあまり良くないのでしょうか。
1枚目の写真は上の赤い四角で囲った部分です。 さすがに陽の当たる側ではないものの、水気の全く感じられない燈籠についていました。
湿ると上の写真のように葉(背片)が立ち上がるのはミドリヤスデゴケの特徴です。 葉は両基部が耳状になっています。
前回載せたミドリヤスデゴケ(
こちら)は腹片が披針形でしたが、今回の腹片は上の写真のようにちゃんと?ヘルメット形になっています。 なお、上では撮る角度の問題もあり、腹葉の嘴がはっきりしませんが、もう少し嘴がはっきりした写真は
こちらに載せています。
下は上と同じ所で腹葉にピントを合わせたものです。 腹葉は1/4~1/3まで2裂しています。
(2016.12.31. 和泉市 松尾寺)